kramerunamazu

いや、自衛隊にも医官はいるし、山の上での応急手当やトリアージもしているから医師はいると思うんだけど、山の上で死亡を確認しちゃうと地上への搬送が「遺体の搬送」になって、緊急性がなくなっちゃう。死亡を確認してないから「救急搬送」になって、災害派遣でも運搬できる。

東日本大震災での遺体捜索も、正式には「行方不明者の捜索」だったはず。海の底に何ヶ月も沈んでいたって、死亡が確認されていなければ行方不明者。ちなみに、津波に襲われた家屋内は本来、自衛隊の災害派遣の対象外だが「自衛隊の流失物の捜索」というこじつけで押し切った。

確か、現地のマスメディアで「自衛隊は私有地の捜索をできない」ことに気付いた人がいて質問したんだけど、基地指令が「自衛隊の流失物捜索という名目でやっています。問題になった場合は中止しなければいけません」と説明したら、記者全員が納得して記事にならなかったんだっけ。

というわけで、法律の定義や自衛隊の是非なんかを議論できるのはわれわれ安全な場所の人間なのであって、災害現場では使えるものは全て使って被災者のために活動してるんだよね。で、現場のリーダーは法律の解釈を捻じ曲げてでも、判断した自分が責任を取る覚悟でいる。自衛隊に限らず。

大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi